スチールデスクの引き出しのベアリング修理。その2

ちょっとナッターはモノタロウに注文しているのですが、付属分だけではナットが足りないかもしれないのでジョイフル本田でエビローレットナットを追加購入してきました。一般的にはブラインドナットの名称です。


ちょっとナッターも売ってましたがモノタロウより高め、かつM6のものは売り切れでした。ちなみにこれは10個入りで910円でした。

エビローレットナットは、スリーブのところにローレット加工がしてあり、ストレートのものよりは締め付けるのが楽なように見えます。スチールだから強度はアルミよりも高いはずなので、引き出しの保持にはちょうどいいかと。

エビローレットナット含むM6のブラインドナットは下穴径がφ9.1だそうですが、ステップドリルには9.1というのはなさそうで、そうなると円錐形のリーマーでちょっと削るか丸ヤスリを持ってくるか、それともルーターで軽く削ってやるかしないと入らないかもしれません。実際にエビナット外径を測ってみるとローレット部分が9mmちょうど、先端近くは8.9mmでした。

今回、φ9.0の穴を正確にあけるためステップドリルを購入しました。モノタロウの六角軸チタンコーティングというやつです。
まず10mmのところにマスキングテープで目印を付けます。それでベアリングが固定されていた穴を拡げます。

実際には脚の幅が狭いため、7mmまで掘ったところで突き当たってしまいました。なので反対側に4mmの鉄工ドリルで逃げを掘って、ステップドリルでφ9mmまで掘り進めます。

ピンぼけですがちょっとナッターにマンドレルとエビナットをセットして、掘った穴にセットしてみました。実際にはステップドリルが正確にφ9の穴を開けたのでそのままでは入らなかったのですが、そのまま回しながらちょっと揺すってやるとエビナットが入るサイズになりました。ヤスリとかは不要でした。
それからちょっとナッターのパッケージの裏が使用方法の説明になっています。そこには「マンドレルには毎回潤滑油を塗布してください」と注意書きがあるので、注油はちゃんとしておきます。

締め付け中の写真はぼけぼけで使えませんでしたが、自転車用に愛用しているSWISS TOOLSの5mmのアーレンキー(六角レンチ 柄の長さ17cm)を使いました。ローレットナットとはいえスチールなせいか、締め付けるのにかなり力が必要で、短いやつだとすごく大変でしたが、長いと楽です。およそ2.5回転で締まりきりました。それ以上締めるとマンドレルが逝ってしまいそうでした。ちなみにパッケージの裏にかしめ量の参考表があって、厚み1mmで4回転、2mm厚で3.2回転、3mm厚で2.5回転となっています。
締め終わったら17mmのメガネレンチを外さずに、アーレンキーで逆方向に緩めてからちょっとナッターを外します。

ちなみに手応え的には締めればどんどん閉まるのですが、最初はグラグラしていたちょっとナッターが固定され、回転遊びがなくなったところで十分に締まっていると判断しました。

最後にねじ付きの樹脂ベアリングをねじ込んで終了です。しっかりと固定されました。

ところでちょっとナッターですが、本体はネジの切っていない六角ナットで真ん中にゴムリングがあります。同心円の筋が入っている方をエビナット側にしてセットします。

ところで、右側の六角穴付きマンドレルなんですが、どうも普通の六角穴付ボルト M6x30(全ねじ)に見えるんですけど。
たぶんこれ、ネジ山が逝っちゃったらボルトを買ってくれば使えると思います。

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