Cygwin64からMingw-w64に引っ越す。

OpenSSH for Windows を使って Nyagos が RLogin 上で動くなら、もう Cygwin64 は不要です。でもそうは言っても 'ls' とか 'zsh' とか 'diff' とかは使いたいし、テキストファイルを加工したり自動処理したりするのは UNIX 系のツールに軍配が上がります。
Pythonとか使えばいいじゃん、というのは置いといて。

もうひとつ、Cygwin64 ではプロセスを表示する 'ps' コマンドが、Cygwin 上のものしか対象にしていない、というのもちょっと不便なところ。Mingw-w64 にしたら Windows のプロセスも見えるのかどうかはわかりませんが。あと、Neovim の 64bit Qt GUI をビルドするのも Cygwin ではできません(と思った)。

Mingw-w64 では zsh は用意されていないようだけれど、なければビルドすればいいじゃん、ということで Cygwin64 から乗り換えです。

まず、mingw-w64のサイトからインストーラをダウンロードします。

いきなりいろんなバージョンがあって、頭の中はパニックです。どれがいいの?
2018年9月17日に、Mingw-w64 の バージョン 6.0.0 がリリースされていますが、上記ダウンロードページでは、MingW-W64-builds は GCC / Mingw-w64 Version が 7.2.0/5.0.3 となっています。まあ別に最新バージョンじゃなくても使えればいいんですが。

MSYS2 は、Mingw-w64 とは似て非なるもので、Mingw-w64 が Windows バイナリを生成するのに対して、MSYS2 は MSYS2バイナリを生成します。するとやっぱり 'ps' でプロセスが表示されない、という問題は残りそうなので、ここは MingW-W64-builds を使うことにします。するといきなり SourceForge へのリンクが出てきて、そこをクリックすると MinGW-w64 - for 32 and 64 bit Windowsのページに飛んで、ダウンロードが始まります。

ダウンロードしたインストーラを起動すると、バージョン(たぶんgccのバージョン?)とかアーキテクチャとかスレッドとか例外とかを選択するダイアログが出てきます。ここは以下のように設定しました。
スレッドが win32 なのは、Qt が Win32 スレッドをサポートしているようだ、という情報を見つけたからです。できればなるべくネイティブのほうが嬉しいので。

Next を押すとインストールパスが出てきますが、ここは自分環境なので c:\Appsの下に入れてしまいます。ちょっとパスが長いですが。

すると、インストールするファイルをダウンロードしてきて、7zip で指定された場所に展開するようです。


終わりました。
PATH の通っている c:\cygwin64c:\cygwin64-- などとして PATH から除外してからコマンドプロンプトを立ち上げてみると、gcc のバージョンは 7.1.0 でした。え?てっきり8.1.0だと思ったんですが…。まあいいけど。

何がインストールされたのか、を確認してみたら、bunutils と gcc だけのようで、bash はおろか make すらありません。あれれ、そういうもんだっけ?
ちょっとどうすればいいのか、考えてみます。

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