bozohttpd。

NetBSD で Apache のオプションでモジュール一覧をするのがあったよな、と思い、詳細を確認しようとして man page を見ようとしたら、man apache はなくて、man httpd したらオプションの説明が期待したものと違っていて、ふとタイトルを見ると "BOZOHTTPD(8)" となっていました。なにそれと思ったら、
bozohttpd ? hyper text transfer protocol version 1.1 daemon
ということで、なんと NetBSD に標準で組み込まれている http daemon のようです。
今まで知らなかったのは最初から Apache を使ってたからでしょうけど、調べてみると 1999年5月19日に加えられたようです。歴史的には NetBSD-1.4 なので、たしか自分が NetBSD に手を出したのは Sparc のピザボックスでそのときは 1.3 だった気がするので、もうほとんど最初からそこにあったのに気づかなかったのですね。

pkgsrc の DESCR を見ると、
bozohttpd is a small and secure HTTP version 1.1 server. Its main
feature is the lack of features, reducing the code size and improving
verifiability.

It supports CGI/1.1, HTTP/1.1, HTTP/1.0, HTTP/0.9, ~user translations,
virtual hosting support, as well as multiple IP-based servers on a
single machine. It is capable of servicing pages via the IPv6 protocol.
It has SSL support. It has no configuration file by design.
とあって、CGI も IPv6 も SSL も仮想ホストもサポートしているようです。IPv6 については2000年に itojun 氏が追加しているようです。

ドキュメントはあまりないようで、pkgsrc のほうを見ても man page しかないようです。

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