近年接着剤の進歩はめざましく、いろいろな素材を強力に接着するものが出てきてどんどん便利になってきています。
ところが種類が増えると一体どれを使ったらよいものやら、結構悩みます。
こうした場合、素材によってどういう特性があって、どのような接着法が最適なのかを考える必要が出てきます。
たとえばプラモデルであれば、接着というのは素材(プラスチック)を溶かして接合する、という形になります。溶かしてくっつけることで、継ぎ目をぴったりと接着して剥がれないようにします。
木と木を接着する場合には、木工ボンドを使ってしっかり圧着します。一般的には酢酸ビニル系の接着剤を使いますが、酢酸ビニルは水濡れに弱いため、水に濡れる可能性がある用途では多用途系の接着剤などを使う場合もあります。
金属どうしの場合は、応力のかかり方が重要になってきます。接着剤自体には金属を溶かして接合するものはないので、あくまでくっつけるだけになります。
持っていて損はないのが、最近お気に入りの多用途系。
セメダインでいえばスーパーXシリーズ、コニシでいえばウルトラ多用途シリーズ。どちらも硬化後は柔軟性があり、幅広い素材に適応します。
特に、スーパーXハイパーワイドやウルトラ多用途SUプレミアムソフトは、他の接着剤では剥がれてしまうポリエチレンやポリプロピレンの接着もできるので、一つ持っていると便利です。硬くならないので布などの柔らかいもの、靴底などの曲がるものの補修にも使えます。
シリコーンゴムはかなり接着しにくい素材ですが、これもセメダインのPPXを使うと接着できます。これはプライマーを使うタイプなので、おそらくはプライマーで表面を変性させて溶着のような感じになるのだと思われます。
このへんの情報はセメダインがよくまとまっていて、接着剤を選ぶときには参考になります。自分ではウルトラ多用途SUプレミアムソフトをよく使います。
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