WordPressでサイトを運用していて、「お問い合わせページ」などを Contact Form 7で作成し、さらにスパム避けに reCAPCHA を使っているのですが、Contact Form 7がバージョンアップして reCAPCHA v3 への対応になりました。それに伴って、これまで [recapcha] と指定していた Contact Form 7 の問い合わせフォームのキーワードが無視されるようになりました。
reCAPCHA v3 のページには、Fronend integrationとして設定例が載っていますが、Contact Form 7はreCAPCHA v3に対応しているのでこれは不要になります。正確には Contact Form 7 の「インテグレーション」メニューから reCAPCHA v3 をインストールすることで、自動的に Contact Form 7 が reCAPCHA v3 を利用するようになります。また、これまで使っていた問い合わせフォームの [recapcha] は単純に削除されます。
reCAPCHA v3はこれまでのような「ユーザにロボットでないことを入力させる」という動作がなくなります。同時に、これまで使っていた v2 の登録キーが使えなくなり、新たに v3キーを取得する必要があります。
登録方法は他に譲るとして、v3はどういう動作になるのかをドキュメントから簡単にまとめてみます。
reCAPCHA v3 は、これまで主流だった CAPCHA によるユーザ確認(難読化した文字を読み解いて入力させるとか、チェックボックスをチェックさせるとか)を廃止し、ユーザの "アクション" をもとにしてスコアを生成して送信します。より精度の高いスコアを生成するためには、サイトの複数のページに reCAPCHA v3 を埋め込んで動作させることが推奨されます。それによってユーザの動作を追跡し、SPAMボットかどうかを判定することが容易になります。reCAPCHA v3の動作の様子は、reCAPCHA管理コンソールで確認できます。
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