安全グラス。

PCでの作業や、細かい作業をするときにはメガネが必要なのですが、電動工具を使うときにも眼球へのダメージを防ぐために安全グラス、安全ゴーグルは必須です。

この時期ですとスポーツ用品店で、防曇(ぼうどん)仕様のスキーゴーグルなんかがよいかもしれませんが、オールシーズン通じてとなるとスキー用は夏場がちょっと…。それにバンドの部分が汗で大変なことになったりもしますし、水洗いも気軽にできるという点ではグラス型のほうが好みです。ただ、横までカバーしないものは粉塵に対しては防御力が薄いですし、グラス型でもサイドまで防護してくれるものが理想です。

自分ではメガネ対応の安全ゴーグルとして "Crews Yukon XL Z87+ Safety Glasses" というのを使っています。透明性も高く、メガネ越しでも歪みがほとんどないので結構気に入っていますが、これが防曇(antifog / defog)ではないので曇りやすいのと、ちょっと小傷がついてきたので磨けないかということで調べてみました。

素材はポリカ、ANSI Z87+の耐衝撃性とCSA Z94.3に適合しているということらしいです。'+'というのは余裕でクリアしているというアピールでしょうか。認証をとっているかどうかはよくわかりません。

ミドリ安全の保護メガネには、海外規格との比較というページがあります。ここでANSI Z87.1規格について出ていますが、屈折率とか非点収差度、耐衝撃性などがわかります。さすが、ミリタリー規格だけあってZ87は数値が厳しいです。

ミドリ安全では防曇・メガネ併用型でANSI規格も対応しているVS-302Fというものがあるようですね。ツルはナイロンでボディはポリカとのことです。
また、スキーゴーグルではスワンブランドの山本光学ではオーバーグラス SN-770というのもあるようです。こちらはANSIについては書かれていません。

さて、こうした安全グラスも工具箱などに放り込んでしまうとあっという間に傷だらけです。そうすると視界が悪くなってきますし、光が散乱して見づらくなってくるというのもありますので、できるだけ傷はつけたくないものです。それでもついてしまった傷は、材質がポリカですから、自動車のヘッドライト研磨と同様に処理できるはずです。

具体的には、ちょっと深めの傷があれば400番程度から、ちょっとした擦り傷程度なら1000番程度からの耐水ペーパーで水研ぎし、2000番、3000番、4000番あたりまで使って(3000番以降はお好みで)研磨してから、研磨剤で磨いてやるといいようです。

ペーパーだと指先の部分だけ強くあたってしまうため、スポンジ研磨材というものも有効なようです。3Mから、5083(#320~#600)、5084(#800~#1000)、5085(#1200~#1500)という感じで出ています。ただ結構お高いので、これなら安全グラスを買い替えてしまったほうが安そうです。

いずれにしても、自分にあった安全グラス・安全ゴーグルを一つは用意しておきたいものです。

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