Windows10の新しいSandbox。

Windows Sandbox is a new lightweight desktop environment tailored for safely running applications in isolation.

Windows10にSandbox機能が追加されるというお話。

Sandboxというのは本来のシステムとは隔離された環境のことで、たとえば疑わしいアプリケーションをSandboxで動かせば、万が一ということがあっても本来のシステムは影響を受けなくなります。

たとえばPythonであればvirtualenvがそれに当たります。

WindowsでSandboxを使いたい場合、今まではVirtualBoxなどの仮想環境を持ってきて、そこにWindows仮想PC環境を構築する方法が取られていました。このとき、その仮想マシンのスナップショットを保存しておけば、何かをインストールして問題が起こった場合でもロールバックできます。

Windows Sandboxは仮想マシンを使わなくてもSandboxを利用できる、というのが上記のリンクの内容です。

ただし利用するには条件があって、Windows 10 Pro または Enterpriseエディションであることが必要とのこと。さらにこの機能は今のところInsider build 18305以降でしか利用できないようです。またメモリを4GB(できれば8GB以上)、CPUコアを2つ以上(できれば4つ)あることが望ましいようです。

うちではProエディションですが、バージョンは1803でInsiderではありませんからまだ当面は使えそうにありません。

また仮想マシンとは異なり、あるアプリケーションをインストールした状態で停止することができません。Sandboxは毎回完全にクリーンな状態で起動するということで、たとえば日本語Windows10上で英語Windows10の開発環境を構築するというような目的の場合にはこれまで通り仮想マシンを使う必要があります。

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