注意: 現在進行中なので、結論はまだありません。
過去にD-VHSを使っていて、今でも機械だけはあるんですが HDMI ではなく D4 出力のため、AV システムとして組み込むには中途半端な状態。Bluray レコーダーも AV アンプも液晶テレビもすべて HDMI 繋がりになっていますし。
一応、手持ちの AVアンプ YAMAHA RX-V773 には D4 入力端子もあるんですが、マニュアルによれば D4 VIDEO 端子にビデオ機器を接続した場合、ビデオ機器の映像出力が 480i 以外だとアンプの MONITOR OUT (COMPONENT VIDEO)端子からのみ映像が出力されるとのことで、アナログ信号で D4 端子に入力された映像を HDMI 出力することはできないようです。
液晶テレビとして東芝 REGZA 37ZP3 を使っているんですが、こちらは D5 入力端子を持っています。D5 端子は D1 から D4 までの規格の映像信号を受け取れるはずなので、こちらに接続すれば見られないことはないはずで、その場合は光デジタル出力を D-VHS テープデッキから AV アンプに接続して音声を再生する、というスタイルになります。
ただ、テープデッキも故障対応期間はとっくに終わっていますし、データを PC に取り込んで、PC から再生したほうがいろいろと便利なので、D-VHS テープデッキである日立 DT-DRX100 の iLink 端子から PC でデータを吸い出してエンコードしてしまえば楽だな、と思った次第。
ところが最近の PC には i.LINK (IEEE1394)のインタフェースがありません。しかも手持ちの IEEE1394 カードは PCI 接続のもので、PCI Express しかない今の PC では使えません。
そこで玄人志向の「IEEE1394-PCIE2 [TI XIO2200搭載 IEEE1394a(OHCI)x2 ロープロファイル対応 インターフェースボード]」というのを購入してみました。このカードを買ったのは、D-VHS との接続と同時に、フィルムスキャナ Nikon Coolscan LS-4000ED を接続して過去のネガフィルムを整理する、という目的もあるので、D-VHS に関してはダメ元的な考えでした。
一応、取り込みソフトとしてはフリーの CapDVHS というのを見つけたので、それを使ってみようかと思っています。
ちなみにフィルムスキャナのほうは、接続した段階ではドライバソフトがない、といっていきなりブルースクリーンになったりしたのですが、VueScan というアプリがドライバまで含めてサポートしているということで、 Professional Edition を購入しました。複合機の Canon MG-7730 プリンタを使っているのですが、そちらからのスキャンもできます。
ところがこの IEEE1394-PCIE2 は XIO2200 というチップを使っていて、こちらが PCIe 1.0a までの対応で、PCIe 1.1 以降には対応していない、というような記事を見かけました。実際に、 Texas Instuments の XIO2200 EVM Guide には、
The card will fit into any standard x1, x2, x4, x8, or x16 add-in connector that is compliant to the PCI Express Card Electromechanical Specification revision 1.0a.
とあります。1.0a は 1.1 の先行規格だということで、基本的に同じものという認識なのですが、玄人志向ではこれとは別に、XIO2213B (PCIe 1.1)のカードも販売していて、こちらのほうは IEEE 1394b に対応している、とのこと。Wikipediaによれば、通信速度は 800 Mbps になり端子形状も異なるということで、テープデッキもフィルムスキャナも古く、当時は 400Mbps といっていたので 1394a に対応してばいいと思いますが、XIO2200(PCIe 1.0a & IEEE1394a)のカードではフィルムスキャナの電源を切ると PC がブルースクリーンになるという不具合もあるため、XIO2213B(PCIe 1.1 & IEEE1394b)もヨドバシのポイントで用意してみました。
ただし、このブルースクリーンの原因もよくわからず、「irql not less or equal (1394ohci.sys)」と表示されるエラーで、ドライバの割り込み要求レベルが異なるというエラーですが、Microsoft の Answer を読んでもよくわかりません。それとは別に、1394 OHCI ホストドライバを "Generic 1394 OHCI compliant host controller (Legacy)" に変更すれば、Windows 10 でも古い 1394 デバイスを利用できるようになるというページもあり、そこのリンクから 64ビット版の 1394_OHCI_LegacyDriver.msi をダウンロードしてインストールすると使えるようになる、という記述もあります。
さすがにメイン PC でやるのは怖いので、検証機を仕立ててやってみようと思います。
うまく動くようなら、ビデオの取り込みを CapDVHS あるいは HDVSplit にてやってみようと思います。
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