その1でインストールまではできたものの、出てきたウィンドウがのっぺらぼうになってしまったので、その続きです。
エラーメッセージの最後のところに、"MESA: error: Failed to attach to x11 shm" とありまして、そういえば Qt で SHM(共有メモリ)関係のなにかがあったなぁ、と思ったところ、まさに Segger のナレッジベースにありました。
Using Embedded Studio remotely via X11 on a docker image not working
これは docker イメージで動作させるときのお話ですが、MIT-SHM X11 extensionがdisableされていることを確認してください、とのこと。環境変数 QT_X11_NO_MITSHM=1 を設定することでQtはこの拡張を使わなくなります、ということでやってみました。
$ /opt/SEGGER/segger_embedded_studio_8.22a/bin/emStudio&
[1] 1127
$
ちゃんとできましたね。
ライセンスですが、Nordicのチップでの開発であれば、Nordic用のライセンスが利用できます。1年間無償です。たぶん1年経ったらまた登録し直せばいいのかな。
ライセンスの登録は左下にある Obtain a License をクリックします。
…と、なにも反応がありません。コンソールを見てみると、
/usr/bin/xdg-open: 882: firefox: not found
/usr/bin/xdg-open: 882: iceweasel: not found
/usr/bin/xdg-open: 882: seamonkey: not found
/usr/bin/xdg-open: 882: mozilla: not found
/usr/bin/xdg-open: 882: epiphany: not found
/usr/bin/xdg-open: 882: konqueror: not found
/usr/bin/xdg-open: 882: chromium: not found
/usr/bin/xdg-open: 882: chromium-browser: not found
/usr/bin/xdg-open: 882: google-chrome: not found
/usr/bin/xdg-open: 882: www-browser: not found
/usr/bin/xdg-open: 882: links2: not found
/usr/bin/xdg-open: 882: elinks: not found
/usr/bin/xdg-open: 882: links: not found
/usr/bin/xdg-open: 882: lynx: not found
/usr/bin/xdg-open: 882: w3m: not found
おおぅ、ブラウザがないから困っているようです。
実はライセンスは別途Windows側で申請してもOKです。https://license.segger.com/Nordic.cgi に飛んで、必要事項を記入すれば OK。
MACアドレスを入力するようになっているけど、Ubuntuのほうで ip link で表示されるものではなく、Windowsのほうで ipconfig /all で表示されたものを入力してみます。名前とメールアドレスを入れて申請。すぐにメールでアクティベーションキーが送られてきます。起動画面の Accept をクリックすると Segger Embedded Studio が起動しますので、Tools →License Manager で Activate Segger Embedded Studio をクリック。
届いたメールにある License_SES_... で始まる段落を丸ごとコピーして貼り付け、そのダイアログにある Install License のボタンをクリックすれば…だめですね。MACアドレスが違うと怒られました。Ubuntu側のMACアドレスで再申請して入れてみたんですが、アクティベートされないようです。うーん。なんかあるのかな。またまた座礁です。やっぱりWindows環境でやるしかないのだろうか。
ちなみにですが、nRF52840 DKの箱には、nordicsemi.com/start52840dkと印刷してあって、ここから始めましょうな感じです。早速アクセスしてみると、別のリンクにリダイレクトされて、"Download and install nRF Connect for Desktop" というステップが案内されます。これもWindows版とLinux版があるので、インストールしてみましょう。ツールのなかでもしかしたら一番使うのはProgrammerかもしれません。Software Deviceを焼いたり、Eraseしたりができます。FOTAとかDFUで失敗したらEraseしてやり直せるのはありがたいです。
余談ですが、Gimp を起動すると
という警告がたくさん出ます。これは pixmap エンジンがないということなので、
してやれば消えます。
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