今年後半に発表されるというWindows11ですが、実行要件としてTPM(Trusted Platform Module)2.0が必須となるようです。
これはCPUに搭載された機能のようですが、別途ハードウェアモジュールとしても提供されるようです。うちではAsrockのマザーボードを使用しており、メインは Core i9-9900K を搭載した Asrock Z390 Extreme4 ですが、これはBIOSで対応しているようです。一方、サブとして使っているのは Core i7-4990K の Z97 Extreme4 で、こちらはTPM2.0に対応していません。
Windows11がサポートしているIntelのCPUはこちら、AMDのCPUはこちらにリストがあります。
これだと4990Kのサブ機は非対応ということになるのですが、AsrockからはハードウェアTPMモジュールが提供されているようです。チップ製造元はNuvotonやInfineonとなっています。こちらのものはマザーボード上のTPMヘッダーに装着して使用するようですが、Z97 Extreme4にもTPMヘッダーは実装されています。また、TPM-SPIというモジュールもあるようで、こちらは非常に小型です。SPIインタフェースというのが気になりますが、対応マザーボードリストも掲示されていません。さらには暗号化の輸出規制の関係か、販売される国が限定されているようです。
TPM-sモジュールについては、過去にAmazonで1500円程度で販売されていたこともあるようですから、市場に流れてくれば買いやすい値段になるかもしれません。現状では2~3万円しているようですから、様子見ですね。
さて、TPM2.0は9900Kではサポートしているということで、BIOSの設定を見ると、右の方に項目がありました。"Security"タブの一番下の項目が "Intel(R) Platform Trust Technology"で、デフォルトでは"Disabled"されています。
この状態では TPM.msc の画面は以下のようになっています。
これを"Enabled"にして再起動してみると、以下のように変わります。
使い方はわからないし、とりあえずユーザがいじるものではない、みたいな記述もあるのでとりあえずここまでにしておきます。
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