QNAPがサムネイルキャッシュを自動的に作成する件。

うちでは NAS に QNAP TS-669L を使っています。

古いモデルなので最近の大容量 HDD に換装するためには HDD トレイを買い直す必要があったりして余計な出費になりましたが、今の所 10TB x6 の構成で元気に動いています。一応 CPU は Intel Atom D2701 デュアルコア(論理4コア)だし、メモリは 2GB 追加してトータル 3GB はあるし、Gigabitイーサなので、LANを10Gbitにしない限りは余裕は不足感はありません。

で、SSH ログインしていろいろいじっていたら、フォルダに所有権が管理者になっている .@__thumb というディレクトリがあって、サムネイルキャッシュが格納されていました。結構地味に容量食ってます。

これはケシカランということで、サムネイルの自動生成を止める方法と、すでに作られてしまったキャッシュを.@__thumbディレクトリごと削除する方法をまとめます。


まず、QNAP の管理ウェブインタフェースを開きます。そして File Station を開きます。


File Station 右上のメニューから、「設定」を開きます。

すると「マルチメディア再生とサムネイル再生をサポートします」という項目があるので、チェックを外します。
もしも使っていないようなら、「コントロールパネル」→「マルチメディア管理」→「メディアライブラリー」で、メディアライブラリーを停止しておきます。
以上でサムネイルは自動生成されなくなるはず、です。たぶん。

次に.@__thumbをまるごと削除する方法ですが、検索すると、findxargsを使って find ./* -name ".@__thumb" -type d | xargs rm -rfという方法が引っかかってきます。

ところがこれだとうまく削除できません。たぶん、Busyboxだからじゃないかと思いますが、ともあれこれじゃだめです。

QTS 4.3.4 にはデフォルトで Python 2.7.5 がありますので、これを使います。
import os
import shutil

for root, dirs, files in os.walk(".", topdown=False):
    print("Root: %s" % root)
    for dir in dirs:
        if dir == ".@__thumb":
            delpath = os.path.join(root, dir)
            print "Removing %s" % delpath
            shutil.rmtree(delpath)
os.walk()してカレントディレクトリ以下のすべてのディレクトリを検索して、名前が ".@__thumb" だったらツリーごと削除、というだけのスクリプトです。

あとはadminでSSHログインして然るべきディレクトリで実行するだけです。

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