AstroNvimでtelescope.nvimがエラーを吐いたとき。

Windowsの環境でAstroNvimをインストールして、Find Fileしたらtelescopeがエラーを吐いてきました。


メッセージは、
Failed to run `config` for telescope.nvim
...a/lazy/telescope.nvim/lua/telescope/extensions/init.lua:10: 'fzf' extension doesn't exist or isn't installed: ...nvim-data/lazy/

なんて感じになってます。 

~/.local/share/nvim-data/lazy/telescope-fsf-native.nvim を見ると、Makefileがあってsrcディレクトリがありますから、AstroNvimのインストール時にコンパイルしようとしてずっこけているようです。

Makefileを見てみると、libfzf.dllを作成して配置してやればよさそうなので、msys64のコンソールを起動してMakefileのあるディレクトリに移動し、make一発。buildディレクトリが作成されて、無事libfzf.dllができあがりました。ちなみに他のディレクトリにインストールする必要はなく、このbuildディレクトにあることが必要なようです。

Neovimを起動してみると上記のエラーは消えていました。めでたしめでたし。

WesternDigitalこわれた。

たぶん寿命を過ぎてるのでクレームとまではいかないのだけれど。

WesternDigitalのWD60EFRXが壊れました。モノは2014年11月に購入。ところが3年で壊れ、RMAにより2017年11月に交換したものです。BlackBlazeでも故障率がそれなりに高かったので、そういうもんなんだろうな、という感じですが。

ちなみに症状は、PCをリブートしたらいきなりWindowsの起動画面で画面中央下のマルがくるくると永遠に回り続ける状態で、最悪ブートドライブ交換の再インストールコースかと覚悟し、m.2 ssdとかいろいろ準備してから取り掛かったらWDがおかしくて止まってたというオチ。スピンドルは回ってるようだけどヘッドの動く音がしないので、叩けば治るかもですが。

ただ、中のデータはそんなに大事なものではなく、さらに大容量の東芝16TBを導入してコピーしていたはずなので、暇を見てコンコンしてみます。

TeXLive2024がインストールできない。

TeX Live 2024がリリースされていたので、インストールしてみました。

BitTorrentでISOをダウンロードして、ISOイメージをダブルクリックすると自動でマウントされるので、そのままinstall-tl-windows.batを実行。するとエラーになります。


こんな感じ。もしかしたらPythonのtcl/tkとかち合ってるのかもしれません。

ぐぐってみるとError in Installation Processにあるのが同じ状態でした。

結論として、コマンドプロンプトを開いて

i:\install-tl-windows.bat -texdir c:\texlive\2024 -gui text

とすれば、GUIなしでインストーラを起動でき、無事にインストールできました。

QNAPで/etc以下のファイルを置き換える。

うちのQNAP NASはちょっと古いTS-669Lです。

[    0.017724] CPU0: Intel(R) Atom(TM) CPU D2701   @ 2.13GHz stepping 01

dmesgではx86アーキテクチャのAtom D2701を使っていることがわかります。
アプリケーションのアップデートに合わせて、時たまQTSのアップデートもありますが、

[  522.957235] ====== 2024-05-04 09:16:06 TS-669L (4.3.4.2675-20240131) boot finished.

バージョンは4.3.4。2017年にリリースされたものです。最新バージョンはQTS 5.2です。なのですでにサポート対象外です。一応、最新の筐体をディスクレスで持ってきて、HDDを順番通りに載せ替えれば使えるらしいですが、でもちゃんと使えてますので。16TBx6ですけど、使えてますので。

ところでこのQNAP、App Centerで提供されているアプリ以外にも、Linuxで利用できる色々なソフトウェアが利用できるようになっています。メールサーバやWikiサーバにすることもできます。そのためには、Entware-stdをインストールして、QPKGを使えるようにする必要があります。

Entware-stdは、以前にあったEntware-ng-3xとEntware-ngが1本化されたものです。インストール方法は、こちらにあります。このページにあるリンクからqpkgをダウンロードして、App Centerの右上にある田の字っぽいアイコンから手動インストールを行います。

次に、ユーザのホームディレクトリ($HOME)に、.profileを作成します。Entware-stdは/opt/etcにprofileファイルを作成し、opkgでインストールされるディレクトリへのパスなどを設定するようになっています。なので、Entwareをインストールしたら、$HOMEに以下の内容を記述した.profileを作成して、/opt/etc/profileをソースします。

source /opt/etc/profile

Entware-stdはGUIアプリではないので、いろいろとインストールするにはsshログインする必要があります。が、sshログインするためのいろいろは割愛で。

Entwareはopkgコマンドで管理します。sshログインしてopkgとタイプすると、ずらーっとコマンドオプションが表示されます。リポジトリのパッケージリストを取得するには、
opkg update

します。ちなみにパッケージリストはここにあるものと同じ内容みたいです。が、ここでroot(あるいはadmin)権限がないと、パッケージリストのxmlファイルを保存できずにエラーになります。もちろんadminアカウントでログインすればいいんですが、個人的セキュリティポリシーとしては通常ユーザでログインして、suなりsudoなりしたいです。使い勝手ならsudoがベスト。でも、sudoするにはsudoersにユーザの記述をしないといけません。標準で入っているsudoは、/usr/etcからsudoersを読み込んでいます。ところがこのディレクトリは、リブートのたびにリフレッシュされます。つまり、起動後にこのsudoersを編集しても、リブートするともとに戻ってしまいます。

リフレッシュするにはオリジナルが必要ですが、そのオリジナルは /mnt/HDA_ROOT/.config にあります。が、そこにはsudoersがありません。どこにあるのか調べようと思っても、ディレクトリツリーもいろいろあっちゃこっちゃしていて、探すのめんどくさい。こんなときこそlocate!……入ってません。しかたないからfindで……Permission denied。

じゃあどこかにファイルを作っておいて、起動時に自動で上書きコピーするしかないか、ということでぐぐってみると、Running Your Own Application at Startupなるページを見つけました。起動時にautorun.shを実行してくれるようです。

autorun.shを使用するには、QNAPのコントロールパネルから、「システム」➔「ハードウェア」➔一般タブの「起動時にユーザー定義処理を実行」にチェックを入れて、autorun.shを実行してくれるように設定します。


起動時のどのタイミングで実行されるのかがわからないので、そのあたりは試してみるしかなさそうです。が、ここにあらかじめ用意しておいたファイルをコピーするような指示を入れれば、うまくいきそうです。もっとも、パーミッションとかセキュリティ的に考えることがありそうなので、/mnt/HDA_ROOT/.autorunなどのフォルダを作ってsudoersなどを置き、それをコピーするようにすればよさそう。

なのですが、もうちょっとクレバーなやり方はないかな、と探してみたら、create-autorunというのを見つけました。これは、上記の方法で作成されたautorun.shをお仕着せで作成してくれるツールです。このツールを使うと、

/share/CACHEDEV1_DATA/.system/autorun/autorun.sh

を自動で作成してくれます。さらに、

/share/CACHEDEV1_DATA/.system/autorun/scripts/

以下に、rc.dスクリプトのように数字付きでスクリプトを置くことで、順番に実行してくれるようです。

このツールはインストールする必要はなく、adminアカウントで

curl -skL https://git.io/create-autorun | sudo bash

などとすればよさそう。

実行すると以下のようにメッセージが出力されます。幅が足りなくて改行が変ですが。

[/mnt/HDA_ROOT] # curl -skL https://git.io/create-autorun | sudo bash
create-autorun.sh 230527
info: NAS model: TS-669L
info: QTS version: 4.3.4 #20240131
info: default volume: /share/CACHEDEV1_DATA
info: autorun partition should be: /dev/sdg6
done: mounted: ext2 device: /dev/sdg6 -> /tmp/create-autorun.fh0ERU
info: confirmed partition tag-file exists: uLinux.conf (we're in the right place)
done: created autorun script processor: /share/CACHEDEV1_DATA/.system/autorun/autorun.sh
done: created script store: /share/CACHEDEV1_DATA/.system/autorun/scripts
done: created symlink from partition to autorun.sh
skip: autorun.sh is already enabled in OS
done: unmounted ext2 autorun partition
info: please place your startup scripts into: /share/CACHEDEV1_DATA/.system/autorun/scripts
info: your autorun.sh file is located at: /share/CACHEDEV1_DATA/.system/autorun/autorun.sh 

インストールしたら、/share/CACHEDEV1_DATA/.system/autorun/scriptsに必要なスクリプトを記述すればいいので、まずsudoersをコピーしてきます。
mkdir etc
/share/CACHEDEV1_DATA/.system/autorun/etc
cp /usr/etc/sudoers .

そしてsudoersを修正したあと、00_sudoersとでもしてscripts以下にファイルを作成します。

#!/usr/bin/env bash
ETC_DIR=/share/CACHEDEV1_DATA/.system/autorun/etc
cp -v ${ETC_DIR}/sudoers /usr/etc

これでsudoが使えるようになりました。

さっそくzshをインストール。

[kats@QNAP ~]$ opkg list zsh
zsh - 5.9-2 - Zsh is a UNIX command interpreter (shell) usable as an interactive
 login shell and as a shell script command processor. Of the standard
 shells, zsh most closely resembles ksh but includes many enhancements.
 Zsh has command line editing, builtin spelling correction, programmable
 command completion, shell functions (with autoloading), a history
 mechanism, and a host of other features.
[kats@QNAP ~]$ sudo opkg install zsh
Installing zsh (5.9-2) to root...
Downloading http://bin.entware.net/x64-k3.2/zsh_5.9-2_x64-3.2.ipk
Installing libcap (2.69-1) to root...
Downloading http://bin.entware.net/x64-k3.2/libcap_2.69-1_x64-3.2.ipk
Installing libncursesw (6.4-2a) to root...
Downloading http://bin.entware.net/x64-k3.2/libncursesw_6.4-2a_x64-3.2.ipk
Installing libncurses (6.4-2a) to root...
Downloading http://bin.entware.net/x64-k3.2/libncurses_6.4-2a_x64-3.2.ipk
Configuring libcap.
Configuring libncursesw.
Configuring libncurses.
Configuring zsh.
[kats@QNAP ~]$ which zsh
/opt/bin/zsh

めでたしめでたし。

Vimの補完プラグインをインストール。その4

Vimの補完プラグインをインストール。その3 で、 ddc-tabnine が使えそうです、などと書いたのですが、早速やってみました。 まず、tabnineのバイナリを用意しないといけません。がどうにもTabNineのサイトがわかりにくいので、 tabnine-nvim にあるダ...