AstroNvimをインストールしてみる。

この2年ほどVS Codeを使っていたのだけれど、編集作業はVimのほうが馴染んでるというのもあって、ふと目にしたAstroNvimの記事に触発されて、またNeovimに戻ろうかな、などと思い立ち。

AstroNvimのGetting Startedの内容に従って進めていきます。

まず、事前に必要なもの。

  • Nerd Fonts (Optional with manual intervention: See Recipes/Customizing Icons) [1]
  • Neovim v0.8+ (Not including nightly)
  • Tree-sitter CLI (Note: This is only necessary if you want to use auto_install feature with Treesitter)
  • A clipboard tool is necessary for the integration with the system clipboard (see :help clipboard-tool for supported solutions)
  • Terminal with true color support (for the default theme, otherwise it is dependent on the theme you are using) [2]

Optional Requirements:

  • ripgrep - live grep telescope search (<leader>fw)
  • lazygit - git ui toggle terminal (<leader>tl or <leader>gg)
  • go DiskUsage() - disk usage toggle terminal (<leader>tu)
  • bottom - process viewer toggle terminal (<leader>tt)
  • Python - python repl toggle terminal (<leader>tp)
  • Node - Node is needed for a lot of the LSPs, and for the node repl toggle terminal (<leader>tn)

Neovimはリリースの一番新しい0.9.4をダウンロードして展開しました。

Nerd Fontは、すべて必要な記号フォントを含んでいるとのことで、自分好みのフォントを選択します。自分は普段はMyricaM Monoを使っているので、そのASCII文字フォントのベースとなっているInconsolataに近いNoto Nerd Fontを使ってみることにします。手間がかかりそうですが、記号部分だけを手持ちのフォントにマージして使うこともできるようですから、日本語を使う際にはそちらのほうがいいかもしれません。

Tre-sitter CLIはcargoまたはnpmでインストールできるようですが、pre-builtバイナリも提供されているようなので、そちらを使ってみます。pre-builtバイナリにはexe形式のバイナリが入っていますので、これを展開したnvim/binディレクトリに配置します。

フルカラーをサポートしたターミナルは、Windows Terminalを使えばいいかと思うのでそのままで。

クリップボードツールは、Windowsの場合にはwin32yankを使うようです。これはデフォルトでneovimのアーカイブに含まれているのでそのままで。

その他のオプションでは、ripgrepは常用しているのでOK、Pythonも常用しているのでOK、あとは追追という事にします。

次に、Installationに従って、古いNeovimの設定をバックアップしておきます。

Move-Item $env:LOCALAPPDATA\nvim $env:LOCALAPPDATA\nvim.bak

ただし、$XDG_CONFIG_HOMEが設定されていると、nvimディレクトリは $HOME/.config/nvimになります。

Move-Item $env:XDG_CONFIG_HOME\nvim $env:XDG_CONFIG_HOME\nvim.bak

nvim-dataもバックアップしておきます。

Move-Item $env:LOCALAPPDATA\nvim-data $env:LOCALAPPDATA\nvim-data.bak

最後に、AstroNvimのリポジトリをクローンします。

git clone --depth 1 https://github.com/AstroNvim/AstroNvim $env:LOCALAPPDATA\nvim

ここでも、$XDG_CONFIG_HOMEが設定されている場合には変更します。

git clone --depth 1 https://github.com/AstroNvim/AstroNvim $env:XDG_CONFIG_HOME\nvim

起動してもいいのですが、とりあえず使用したいLSPとしてpyrightを、またNeovimのPythonバインディングのpynvimをインストールします。

pip install pyright pynvim

そしてWindows TerminalのPowerShellプロンプトからnvimを起動すると、いろいろと裏で設定してくれます。

一部文字が化けているので、Windows TerminalでAstroNvim専用のプロファイルを作成し、インストールしたNerd Fontを使用するように設定を変更します。

それから、ccかgccかclangかなんかのCコンパイラが見つからない、と言われるので、Visual Studioはインストールしてあるのだけれどzigというのを入れてみました。ダウンロードしたアーカイブを展開してパスを通すだけですみます。

使い方は徐々に覚えねば。


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