記事はこちら。「FFmpeg 5.0」が公開
~大規模なAPIの変更を実施した長期サポート(LTS)リリース。
環境はWSL2上にインストールされたArchLinuxを使います。別にUbuntuとか他のディストロでも問題ないと思いますが、うちはArchしかないので…。
まず、ffmpeg-windows-build-helperをcloneします。
$ git clone https://github.com/rdp/ffmpeg-windows-build-helpers
そしたらそのディレクトリに移動します。
$ cd ffmpeg-windows-build-helpers
指定オプションの意味は、
$ ./cross_compile_ffmpeg.sh -h
すれば出てきます。英語のみですけど。
でもってビルドします。
$ ./cross_compile_ffmpeg.sh --build-ffmpeg-shared=y --ffmpeg-git-checkout-version=n5.0 --fdk-aac-git-checkout-version=v2.0.2 --gcc-cpu-count=8 --disable-nonfree=n --build-intel-qsv=y --build-lsw=y --compiler-flavors=win64
すると怒られます。
windows WSL detected: you must first disable 'binfmt' by running this sudo bash -c 'echo 0 > /proc/sys/fs/binfmt_misc/WSLInterop' then try again
言われたとおりにします。
$ sudo bash -c 'echo 0 > /proc/sys/fs/binfmt_misc/WSLInterop'
再度ビルドします。
$ ./cross_compile_ffmpeg.sh --build-ffmpeg-shared=y --ffmpeg-git-checkout-version=n5.0 --fdk-aac-git-checkout-version=v2.0.2 --gcc-cpu-count=8 --disable-nonfree=n --build-intel-qsv=y --build-lsw=y --compiler-flavors=win64
しばらく待ちます。
また怒られます。
仕方ないので、cross_compile_ffmpeg.shを編集し、
config_options+=--enable-libsvthevc
をコメントアウトして、
--enable-libbluray --enable-fontconfig
--enable-libfreetype
を削除します。たぶんこれは字幕に必要だからだと思いますが、うちでは不要なので問題なしです。
再度ビルドします。
また怒られました・・・QSV関係なので、これはコマンドラインオプションから
--build-intel-qsv=y
を削除します。
再度ビルドします。
すると、
Done! You will find 64-bit shared non-redistributable binaries in /home/kats/work/ffmpeg-windows-build-helpers/sandbox/win64/ffmpeg_git_with_fdk_aac_n5.0_shared/bin
なので、次のようにしてアーカイブし、mntしてるWindowsのフォルダに放り込みます。
$ cd /home/kats/work/ffmpeg-windows-build-helpers/sandbox/win64/ffmpeg_git_with_fdk_aac_n5.0_shared $ 7z a ffmpeg_with_fdk_aac_n5.0_share.7z bin doc include lib presets LICENSE.md README.md $ cp ffmpeg_with_fdk_aac_n5.0_share.7z /mnt/c/Users/kats/work
でもって、パスの通ったところに展開すれば完了です。
0 件のコメント:
コメントを投稿