TeX用Language Serverのセットアップ
LSはtexlab/Relaseからバイナリをダウンロードします。実行形式ファイルが1つだけなので、インストールはこの
texlab.exe
をc:/Apps/languageServer
にコピーするだけです。
次にdein.tomlのnvim-lspconfigのところにLSに関する設定を追加します。
[[plugins]] # A collection of common configurations for Neovim's built-in language server client. repo = 'neovim/nvim-lspconfig' hook_add = ''' set runtimepath+=~/.cache/dein/repos/github.com/neovim/nvim-lspconfig/lua lua << EOF local nvim_lsp = require('lspconfig') nvim_lsp.pyls_ms.setup{ cmd = { "dotnet", "exec", "c:/Apps/languageServer/Microsoft.Python.LanguageServer.dll" }, init_options = { analysisUpdates = true, asyncStartup = true, } } nvim_lsp.texlab.setup{ cmd = { "c:/Apps/languageServer/texlab.exe" }, } EOF '''一応これだけでLSPを利用した補完はできるようになります。 ただし、ALEを使っている場合にはALEとLSPで二重にチェックされたりするらしいので、問題がある場合にはその部分で変更が必要です。ALEの設定部分で
let g:ale_disable_lsp = 1
と設定するといいらしいです。
vimtexとSumatraPDFの連携
vimtexでコンパイルまでできるんだから、逆順検索もちゃんとできるようにします。まず、逆順検索(inverse search)はRPCを使ってNeovimとSumatraPDFがやりとりします。具体的には、SumatraPDF側でクリックされた行情報をRPCでNeovimに送ります。Neovim側はRPCで受け取ったコマンドを実行して、PDFでのクリックされた行のソースにジャンプします。
ということでNeovimを外部から、コントロールするためのneovim-remoteが必要になります。
$ pip install neovim-remoteするとnvrというコマンドが利用できるようになります。
nvrでは予めサーバの場所を指定しておく必要があります。NeovimのRPCの場合には、
\\.\pipe\nvim-1234-0
というようにパイプが作成されるので、それを利用する必要がありますが、パイプ名は毎回異なります。
一方、SumatraPDFでは逆順検索コマンドで利用するためにサーバの場所を知りたいのですが、そのためにはNeovimと通信できないとわかりません。毎回手動で設定するのも大変ですし、現実的ではありません。
そこで、起動時にNeovimが作成するRPCサーバとは別に、SumatraPDF専用のRPCサーバを起動してそこと通信させればうまくいきます。
Neovim側で
if has('win32') call serverstart('\\.\pipe\nvim-vimtex-1234') endif let g:vimtex_view_general_options \ = '-reuse-instance' \ . ' -forward-search @tex @line @pdf' \ . ' -inverse-search "nvr --servername ' . '\\.\nvim-vimtex-1234' \ . ' --remote-send \"\%lG\""'などとvimtexの設定時にRPCサーバを起動し、このパイプ名をSumatraPDFの逆順検索コマンドに指定してやればよいのです。
nvr --servername \\.\pipe\nvim-vimtex-1234 --remote-send "%lG"これでPDFで行をクリックするとNeovim側で対応する行にジャンプします。 ・・・でも順方向がちゃんと動かない・・・。